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    2020-08

    タモとマツの水屋キャビネット - 2020.02.22 Sat

    引き続き10年ぶりの個展に向けて制作を進めています。

    前回の個展はと言うと2009年3月の静岡県富士宮市の「芸術空間あおき」から始まり、
    9月に津市「ギャラリーアスト」、翌年に菰野町「パラミタミュージアム」と
    3回の個展、合間に鳥羽市で漆の方と焼き物の方と三人展にも参加と、続けて
    開催したのでした。それから10年です。

    木工家の中には毎年複数回の個展をいろんな場所で開催するという活動スタイル
    の作家さんもけっこういる一方、僕のように普段は注文制作を主にして、個展は
    数年から10年くらいのスパンで新作の発表の場と位置付けている作家のほうが
    多数派なんじゃないかと思います。
    新作を中心に個展を開くにはどんなに頑張っても半年くらいはそれだけに集中して
    制作しなければならず、そうそうそんな余裕がないというのがその理由。

    さて、その10年前の個展ツアーの目玉作品がこのタモとマツを拭き漆で仕上げた
    キャビネットでした。骨格の構造はタモに拭き漆で、羽目板と建具、棚板はマツに
    弁柄を練り込んだ漆で拭いて仕上げた、なかなかの大作ですが、展覧会では
    どこでもあと一歩で売れず、工房に戻って10年、ショールームに鎮座していました。
    それが先日、ひょっこりとお買い上げいただき、目出度く嫁入りとなりました。
    いやぁ、うれしいです!

    2020022208163849e.jpeg

    構造的にはタテガマチと呼ぶ柱にヨコガマチという横の部材がホゾで入る洋家具のスタイルですが、
    テイスト的にはこれは昔からある日本の水屋箪笥をイメージして制作したものでした。
    だからもう本当にびっくりするほどピッタシな空間に置いてお使いいただける
    ことになって、よかったです。注文制作ではいつでもそのオーダーの設置空間
    に合わせてデザインをしているわけですが、それを自分で思い描いて制作した作品が
    そういう場所から引き寄せていただけたというのは、また格別に感慨深いものでした。

    202002220816390fa.jpeg

    こんな感じに納まりました。
    ね、ぴったりでしょう!

    202002220816406b7.jpeg

    古民家をリノベしたこの家でシンプルで省エネルギーな暮らしをされている
    若い素敵なご家族に大事にしてもらって末長く達者でいてほしいなと思います。

    元気でなー!





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    杉と栓の箪笥 - 2019.08.03 Sat

    箪笥の英語はchest of drawers。(まだ他にも言い方があったと思いますが…)
    今回の注文制作で初めに浮かんだのがこの英語でのイメージでした。
    こういうイメージを固定するために言葉を使う時の、その感覚的なところが
    人に伝わるかどうかはよく分からないし
    別に伝える機会というより必要もないのですよね。
    だって時間が経ったら自分でさえ変わってしまうもの
    だったりしますから。
    ただデザインを考える時のその時だけの、自分にとってだけの道標になることが
    時々あってそれでうまく出来ることがあるという気はしています。
    そう、自己満足こそが先ずは大事と思ってるタイプですので 笑



    杉の板と堅木のフレームを、こう組み合わせて主に箱物の基本構造にする
    のは以前から何度もやってきて、その都度ほんの少し変えてそのニュアンスの
    違いを自分の引き出しにしまってきました。

    豊富にある普通の杉を家具に使いたいということもあるし、いろんな木の
    それぞれの特性を活かしながら調和も作れたらなと思います。

    注文主さんとは長いお付き合いをさせていただいていて、僕の仕事を
    分かってくださってて任せてもらってる。
    いつも少し実験を入れながら、いい具合の匙加減に家具を完成させる
    ことが出来てる気がします。

    20190803062953a86.jpeg

    この前の記事にもちらっと出てきた加工中のフレーム。
    これが組み上がると、、、

    20190803062819737.jpeg

    こういう収まりになります。

    いざ搬入へ!


    20190803062820cca.jpeg

    おうちの雰囲気に合ってるでしょうか。
    自分としてはなかなかいいと思うのですけどね。

    杉と栓の“chest of drawers”
    w900 d465 h1,400 杉のみ着色 のち全体をワックス仕上げ








    書棚 - 2018.09.14 Fri



    20180914123200bb1.jpeg

    20180914123202ddd.jpeg

    201809141232027eb.jpeg


    拭き漆 900 × 365 × h 1,650 ミズナラ 2018 8月納入









    飾り棚 - 2018.09.13 Thu




    201809132145214b6.jpeg


    拭き漆 1,220 × 440 × h 1,760 ケンポナシ 2018 6月納入




    チェリーの食器棚 - 2016.01.15 Fri

    新年おめでとうございます。

    2016年が始まりましたね。

    今年もひとつひとつ、しっかりと気持ちを入れて
    作っていこうと思います。

    2016011517580879e.jpeg

    今年最初に完成したのは、このチェリーの食器棚でした!

    って、本当は昨年中に完成、納品の予定だったと言ってたやつ。


    20160115175810e4d.jpeg
    w1,030 × h1,800 × d550 オイルフィニッシュ


    20160115175809b87.jpeg

    でも最後まで落ち着いて丁寧に(いつも通り!)作り、とても
    綺麗に仕上がりましたよ。


    さっそく注文主さんのキッチンにお届けしました。


    20160115175811899.jpeg


    気に入っていただけたかな〜

    末長くご愛用いただけますように。



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    Author:Yoichiro Yuda
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    木工職 油田陽一朗
    〒514-2104
    三重県津市美里町家所4324
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