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    2017-09

    手仕事の工房展 2016 ー棚ー - 2016.04.24 Sun

    今年もやります、『手仕事の工房展』。

    三重県在住の家具職人たちが年々のテーマに沿って製作した家具を
    持ち寄って行っている展覧会の4回目。

    2016のテーマは『棚』ということで、それぞれ個性豊かないろんな棚が
    ズラリと並んでとっても興味深い楽しい展覧会になると思います。

    今年はゴールデンウィーク明けの5/6(金)スタート、15(日)までの10日間、
    皆さま是非是非、津市栄町1丁目888 四天王会館 VOLVOX へ足をお運び
    くださいませ!!

    詳しくはコチラをご覧ください。

    VOLVOXのホームページ





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    お待ちしております!!
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    三重の木と作る三重の木工家の子どもクラフト展 - 2016.04.04 Mon

    先月3月4日から13日まで10日間の日程で開催されました、
    『三重の木と作る 三重の木工家の子どもクラフト展』は盛況、好評のうち
    無事に終了いたしました!

    催しのあとの整理労務と滞っていた工房の年度末納期の受注製作など諸々、、
    展覧会を振り返り、今回の意義や成果についていろいろと考えてるうちに
    随分と時間が経っちゃって、月も替わってのご報告となってしまいました。
    いやいや時間が経つのはほんと早いね。

    さて、今回の展覧会は三重県の林業行政の事業のひとつである、「木育」の一環と
    して県主催という形で行われたのですが、展覧会の最大のテーマ「三重の木を
    使ったものづくり」ということは僕たち木工家にとっても木に触れて仕事をする
    日々の中で、年々大きな課題となっていたことでもありました。
    で、なぜ三重の木なのか、ということを今回あらためて僕自身も考えることと
    なったのだけど、考えれば考えるほど「地域材での家具作り」ってこれからの社会の
    在り方につながる問題なんだなとつくづく思うのです。

    いま大半の家具工房で普段の作品作りや受注製作で使っている材料というと、
    ナラやタモ、サクラやカエデ、クルミといった広葉樹が中心で、
    中でも長い時間を経て育った大径木、そこそこ目の詰まった緻密で狂いの
    少ない素直な木質のものが、材木としての歩留まりも製作時の作業性も優れている
    という理由で好まれている。
    で、そういったいわゆる良材を求めていくことは元来多くの必然を含んでいるし、
    やはり工房家具の現場でもより高度な魅力の作品、または競争力の高い作品を追い
    求める中で地元の材木=植林材の杉や檜、自然林の広葉樹を使うことは
    選択肢から外れていくことになってしまい、寒冷地の内地材や北海道材が枯渇傾向
    にある今や、北米やアジア、中国、ロシアなどからの輸入材なしに日本の家具工房
    は成り立たない現状となっているんだけど。
    うーん、立ち止まって考えるにこれってどこか間違っているなって思うのは
    きっと僕だけじゃないと思います。

    そもそも大量生産に対するアンチテーゼとして“再発祥”したはずの
    ハンドメイド工房家具ですが、今や時を経てその規模も内容も多様になり洗練されて
    量産の世界との境目も昔のようにはっきりしなくなっているように思う。

    まあそれはこちらがというよりは向こう側が近づいてきた部分が大きいかもしれません。
    これは家具工房の作る家具の耐久性や素材を活かした製品の魅力が、認められ普及した
    結果であり、いいものを作って永く使うのは良いこと、という意識の広がりだとすれば、
    それは工房家具の活動の素晴らしい成果とも言えますが。

    一方で、無垢材を使った木製品への需要も高まった中で、やっぱり循環持続のサイクル
    に吊り合わない低品質の多量生産品が、流行りのデザインと広告媒体の活用により
    世に広がったことでの、木材資源の枯渇、品質の低下と価格の高騰、そういった現状を
    招いてるという部分もあるってことに対して、工房家具としてどういうスタンスであればいいか、
    についてはもっと踏み込んで考えるべき時なんじゃないかと思う。
    無垢材の良さを表現し、提案してきたのは僕たちなのだから、って。

    そんなわけで、グローバル化していくのは家具作りに限らず人間の性に基づく必然の
    ように考えることもあるんだけど、そこで失われるものの方に意識が向く傾向もあり、
    それで自分に出来そうな答えの探し方として、地域材を使っての作品作りにこのところ
    (ここ10年くらいかな…)僕も取り組んできました。僕だけじゃなくこの傾向は今、全国的に
    ものすごく大きくなってきている。

    そして奇しくも会期中に迎えた東日本大震災と福島第一原発事故から5年目の3.11の、
    (そう、5年です、もう。) あれ以来のこの国の人々が向き合ってきた文明社会の在り方、
    ひとりひとりの日常の暮らしにある幸福とは何かという大きなテーマに対する、答え
    としてもね。

    地産地消、あるいはローカライゼーションといった視点で自分たちの暮らしの
    在り方を考え直すということ。それは地域の需要に応えて生活道具を作っている
    地元木工家にとって、先ずは材料である木材を遠い外国産などに依存している
    ということへの問題意識からのアプローチであることに他ならないわけだから。

    理屈としての道筋はもうはっきりと見えていると思っているんだけど、実際に
    ひとつひとつの製作の中で、僕たち自身にとっても素材に対する新しい感覚を身につけて
    それを形にして、発表して、それで世の中の流れを作っていく、のは時間もとっても
    かかるし、その方法にも慎重でないといけなくて、なかなか大変な道のりかもしれない。
    でも、例えば身近にあるいろんな雑木を削ったり組み合わせたりしながら作品を
    作ってる時間ってのは本当に飽きることもない楽しいことだから、そこを大事にした
    ところが伝わるということが、一番大切なんだと思う。素材を触ってその力や魅力を
    味わうことからスタートする木工家ならではの役どころなんじゃないかと。
    そしてそれが持続可能な森林資源の運営や理念のある事業化につながっていくことも
    思い描いて大きな輪になればいいなと思う。

    魅力のあるものを生み出していけば、きっとその流れは大きくなっていく。
    地域色豊かなその土地の木と人ならではのものづくりシーンがそれぞれの土地で
    見られたら素晴らしいと思う。文化も経済もほどよく潤うちょうどいい幸せな暮らし
    ってそんなイメージだな。

    ということで、今回の三重の木の子どもクラフト展は、三重の木工作家にとって
    先ずそういう流れの始まりに、きっとなったと思っています。

    では、遅ればせながら展覧会風景レヴューを。

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    最後になりましたが、今回の展覧会のために忙しい時間の中で、玩具や、遊具や、
    子ども家具の製作に取り組んで、素敵な作品を持ち寄ってくださった参加木工家の
    皆様、お疲れさま、ありがとうございました。いい時間を共有できて楽しかったです。

    そして貴重なお時間を割いて会場に足を運んでくださった皆様、
    本当にありがとうございました!
    また三重の木工家たちの仕事振りをあちこちで楽しく見守っていただければ
    と思います。
    どうぞよろしく!










    展覧会 - 2016.02.20 Sat

    『 三重の木と作る 三重の木工家の子どもクラフト展 』を開催します。

    県内で活動する16人の木工作家たちが、それぞれに三重県産の木と
    向き合って子どものための玩具、遊具、生活具をこの展覧会に向けて
    製作し、展示、販売いたします。



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    16の個性が集まり、きっと興味深く楽しい展覧会になると思います!

    VOLVOXのホームページで詳細をご確認ください。

    これです→ こちらをクリック!


    僕ももちろん参加出品させていただきます。しかし、、、
    ここだけの話、個人的にはけっこう難しかった、というか現在進行形で
    悩みながら製作中です。

    子どもクラフトだから子ども用家具でも良いし、先ずは小さな子ども用の椅子
    も出品するのですが、せっかくだから初めてオモチャを作ってみようと
    あれこれ考えました。

    ところがこれが、いざやろうとするととても難しいのです、僕にとっては。

    ふと、乗らない、その理由に思い当たったのがほんの数日前。
    それはつまり、オモチャというものに対する自分の捉え方の問題だった、気が
    しています。

    オモチャとは何か、遊びとは何か、、、、
    まぁそれについて今、言葉でうまく説明しきれないので、展覧会まで
    あと10日間で自分なりの答えを何かカタチにしてみたいと思います。

    コケるかもしれないけどね、、、(汗)。
    展覧会が始まったら是非見てやってください!

    ということで、まだまだ不眠不休の毎日が続きます、、、、






    『生き方を選ぶ家具たち』と『スツール展』 - 2015.05.14 Thu

    『椅子』『引き出し』に続いて今回が3回目の開催となります、
    三重の作家たちによるの家具展、『手仕事の工房展2015 生き方を選ぶ家具たち』。
    VOLVOXを会場に連日の大盛況の内、無事に10日間の会期を終えました。

    本当に多くの方々にご来場頂きましたこと、改めて深く感謝申し上げます。



    油田とwoodfaceの阪口孝生さんと工房フロッシュの森下武司さん。

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    WoodworksMATSUBARAの松原智久さんと創作家具の巨匠、須賀忍さん。

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    什工房の伊藤義次さんとtaneの松谷寛之さん

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    金属工芸工房チルコの前田政綱さんと我が弟子、工房イフウの川北英三くん

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    創造家具虎三の西川虎三さんと油田

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    今回申し合わせた出品アイテムは、スツール1脚を含むひとり使いの小家具
    ということで、出揃った10人十色のスツールたちが並びました。

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    本当に個性豊かな10人の作家たちの作品です。

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    来年もまた意欲作を持ち寄って皆様にお目にかかれますよう!!

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    津市のVOLVOXから伊勢市内宮前のIchishinaDesignGalleryに移動して
    巡回企画『スツール展』が只今開催中です。

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    鳥居前を左の奥に入った市営駐車場広場に面したIchishinaDesignGallery。
    五十鈴川の水音が聞こえる静かな空間で、また違った表情を見せるスツールたち
    です。
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    5/17の日曜日、午後4時までです。

    ぜひどうぞ。







    .

    『生き方を選ぶ家具たち』 - 2015.04.28 Tue



    久々の更新。

    四月はまったく想定通りに走りっぱなしで息つく間もありませんでした。

    さて、今回で3回目となります、三重県の家具工房の職人たちのグループ展覧会、
    手仕事の工房展を間もなく開催させていただきます。

    第一回『椅子』第二回『引き出し』に続いて第三回のテーマは、、、

    『生き方を選ぶ家具たち』という、これは作り手の理念を反映して
    コンセプチュアルなモノづくりをしている家具工房の姿勢を表現した
    ものですが、これをメインタイトルに持ってきたのでした。

    なかなか素晴らしいタイトルと自画自賛していますが、さて、具体的には
    主に一人使いするような小ぶりな家具、ということで、小椅子、スツール、
    ティーテーブル、小型収納家具などが並ぶ予定となっています。

    もちろん僕も参加します!

    木工9人+鉄1 の10工房の参加です。

    今回も見応えのある楽しみな展覧会になりそうです。

    どうかみなさま、是非ともご来場くださいませ!

    2015年 5/1(金)〜10(日) 11:00〜19:00 (最終日16:00まで)
    三重県津市栄町1-888 四天王会館 1F VOLVOX

    VOLVOXホームページ


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    Author:Yoichiro Yuda
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    〒514-2104
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