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    2018-02

    お正月雑記 - 2018.01.05 Fri


    新年おめでとうございます。2018年が始まりました。

    ここ三重地方では比較的に穏やかな好天の三が日でしたね。
    近所の神社やお寺の初詣、初参りも賑わっていたようです。

    毎年お参りしている丹生太師さんこと、多気町丹生の神宮寺成就院では
    昨年の台風の大雨で本堂に上がる階段脇の回廊が崩壊してしまい、
    再建の目処も立たないまま石階段も通行不能で
    なんとも残念な状態が続いていていました。
    https://iseshima.keizai.biz/headline/2879/
    在りし日の回廊。写真左側の白壁の建物。
    本当にいい風情でした。
    20180106071036548.jpeg

    神宮寺では折しも山門が400年ぶりの建て替え工事の為に解体されていたのですが、
    こちらは再建資金2億7,000が同地所縁の篤志家の方より寄進されていて
    順調に進んでいるようで、2年後と言われている落慶法要が楽しみです。

    https://mainichi.jp/articles/20171101/ddl/k24/040/132000c

    回廊再建もなんとかなるといいんだけど。
    図面はあるんだろうか、お金もいくらかかるんだろう、、、

    さて僕のお正月ですが、この初参りと3日の同窓ランチ会(これも楽しかった!)
    以外はほとんど家に篭って、ぬくぬくだらだらビール飲みながら
    大好きな音楽に浸って過ごし本当にゆっくり骨休めをさせていただきました。

    20180106075637bd0.jpeg
    ま、こんな感じね。
    ぬくぬくだらだらの師匠うちのグリとサバですが、
    そういえば今年は戌=犬の年だったなと
    昔々僕が子どもの頃うちにいた子たちを思い出して古いアルバムに
    その姿を探したのだけどあんまり写真遺ってなかったなぁ。

    20180106075639212.jpeg
    そう、ベル。物心ついた頃にいた子。とてもお利口だった記憶。

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    ベルが居なくなってそのつぎのエル。垂れ耳の白い雑種だった。
    エルのつぎにいたのがドンだけどいい写真がなかった。
    妹が仲良しだったから彼女が持ってるかなぁ。

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    最後のダイとアン。大安町から来たからダイとアンだったような。
    両親よりも長生きしてそのあと僕たちが引き継いで飼っていた。
    外に繋いでなきゃならないのが心苦しくて、この子たちが居なくなって
    20年くらい、犬不在です。
    でも、この頃周りの友人たちの飼ってる小型犬の姿を見ると、ちょっと
    いいなぁと思っているのでした。

    さて仕事始めは4日に予定されていた受注品の整理棚の搬入、、、
    はずでしたが、急きょ延期になり、まぁ今日も休んじゃおう、
    とたぶん工房開設以来初めてのお正月4連休となりました。

    年末の記事にある通り、あまりにギュウギュウに詰まった2017に
    燃え尽きたのか、、なかなかこの脱力モードから動き出せないまま
    です。

    でも昨日はなんとか仕事始めの恒例、工房近くの氏神さま、辰水神社への初詣
    をして、今年前半の製作予定の図面や材料の検討作業を始めることが出来ました。

    ありがたいことに今年も半分くらいは依頼製作の予定が埋まりました。
    やっぱり今年も自分の作品作り、木工家仲間の皆さんとの共同企画、
    volvoxの運営、、と盛り沢山な一年になりそうです。
    それも含めて一つひとつ、納得のいく仕事をコツコツと積み重ねていくのみ
    だなぁと思っています。

    また今年も新しい出会いがきっと次々とあって、自分の世界もまた広がって
    いくこともとても楽しみです。
    そしてその一つひとつと丁寧に向き合っていくことを心掛けていきたいと思います。

    ということで、2018newforest スタートいたします。
    どうぞ皆様、本年もよろしくお願いいたします!




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    選挙 - 2017.10.16 Mon

    10月も後半に入りましたがずっとお天気優れず今週も雨続きの予報。
    木工にとってこれ本当に具合悪いんですよね、、、
    はぎ合わせや組み立てはまず出来ず、あれこれ段取りが狂ってしまいます。

    ってなわけで(?)選挙戦ニュースや動画をついつい観てしまいます。
    理念もなく政局ばかりの政治が続いて久しい中、
    ギリギリながら旗を上げた立憲民主党の登場は久しぶりにちょっとした爽快感。

    健全な資本主義社会の元で庶民が穏やかに暮らす社会を! と説いている
    枝野さん。うん、好感度高いです。
    保守派 (というか国粋主義者的なイメージだった?) 小林よしのり氏まで応援演説に登壇して、
    ワシは保守だが保守とリベラルは相反するものではない、安倍政権は保守じゃなくて
    単なる対米従属集団だ、などなど面白い演説していたけど。

    確かにこのリベラルの結集と言われる立憲民主党の主張って、戦後の日本社会を築いてきた
    かつての自民党政権下の政治理念に対して保守的なスタンスになっているわけで、
    小泉政権以来の新自由主義や安倍政権の軍事的覇権あこがれ主義こそ、その
    破壊者とも言えるわけで、もう保守とリベラルってレッテルは
    要らないというか邪魔なものだという気がしてきます。

    そしてこの選挙でまたあれこれ考えるにつけ、本当に意識を向けていなくてはいけないのは、
    政治がこれからの社会をどう作り、国民がそこでどう幸せな人生を見出すか、について
    そのクオリティを決めるのは結局僕たち一人ひとりの生き方、暮らし方においての
    ちょっとしたひとつずつの選択なんだということなんじゃないかと、
    やっぱりそう思うわけですね、僕は (もぅ、同じことばっかり言ってますね、いつも。ほぼ思考停止…^^; )。

    そういえば先日は久々に都会に出かけることがあったけど、
    人、人、人、、、人ばっかり見てました。

    週末の大都会の繁華街。
    普段は数人の友人とあとはサルとシカにしか会わない僕の生活空間から見えてないだけで、

    世の中にはこんなに人間が活動してるんだ、、
    ありとあらゆる商品、サービスが溢れている、、
    ここにいる人たちは何を感じてるんだろう、、って。

    そしてこの現代社会の実態に接し(笑)、政治に求められる理念と現実的未来設計能力についてなど
    改めて考えてしまったのでした。

    さてさて、もちろん今度の日曜日の投票には必ず行って僕も清き2票を投じてくるけど、
    結果がどうあれマイペースでコツコツやるだけさってところに、やっぱり戻るだけなんですよね。

    皆さんもそれぞれに日本の、世界の未来についていろいろ感じ、考えていらっしゃると思います。
    が、どうあれ必ず投票には行きましょうね。Let's Vote !!


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    平和元年 - 2017.08.05 Sat


    2015年の7月にリリースされた元ちとせさんのアルバム『平和元年』。
    あれからこの時期になると毎年聴きたくなるのです。

    汗ポタポタの真夏の工房で蝉時雨のうねりと一体になるかのような元さんの歌声。

    眩しく輝く日本の夏。70年前に人々の暮らしの上に降り注いだのは、機銃掃射と爆弾だった。
    一瞬で消えてしまった多くの人々の日々の暮らし、青春、夢、恋、家族、幼い命、、、

    繰り返し聴いているうちに、このCDにはそんな沢山の魂が宿っていると感じるようになりました。

    20170805100016bb6.jpg



    戦争はもちろん、全ての武力、暴力を捨て去ること。
    その実現に向かって行くことこそ人間の存在の理由なんだと。

    そのことを粘り強く、考え、学び、行動し続けることを、その魂たちは
    誓い直させてくれているように感じます。




    死んだ男の残したものは
    ひとりの妻とひとりの子ども
    他には何も残さなかった
    墓石ひとつ残さなかった

    死んだ女の残したものは
    しおれた花とひとりの子ども
    他には何も残さなかった
    着もの一枚残さなかった

    死んだ子どもの残したものは
    ねじれた脚と乾いた涙
    他には何も残さなかった
    思い出ひとつ残さなかった

    死んだ兵士の残したものは
    壊れた銃とゆがんだ地球
    他には何も残せなかった
    平和ひとつ残せなかった

    死んだ彼らの残したものは
    生きてるわたし生きてるあなた
    他には誰も残っていない
    他には誰も残っていない

    死んだ歴史の残したものは
    輝く今日とまたくる明日
    他には何も残っていない
    他には何も残っていない


    収録曲『死んだ男の残したものは』
    作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹










    山登り - 2017.06.27 Tue


    昨年暮れから続いている痺れを治すべく、
    六月初旬に左手の手術を受けて以来、
    目下のところ製作をしばらく休んでます。

    図面を書いたり、本を読んだり、端材の整理をしたり、デスクの資料を片付けたり、、、

    どうにも体が鈍ってきた頃にやっと糸を抜いてもらって、
    傷口ももう大丈夫になったので、思い切って旅に出ることに。




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    ローカル鉄道を使っての、のんびり列車の旅なんて本当に超久し振りのことです。


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    兵庫県から鳥取県へ、穏やかな初夏の日本海を眺めて着いたところは
    初めての鳥取県鳥取市。

    鳥取民藝美術館でバーナードリーチの鳥取での足跡を辿る。
    この美術館を作った郷土の偉人吉田璋也との交友など。
    日本の自然と人間の暮らしを愛した先人たち。



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    鳥取民藝美術館、たくみ工芸店、たくみ割烹店、と並びます。


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    知らない街をひとりぶらぶらするのは本当に楽しい。
    自分の日常を離れて、せっかくだから思い切り開放感に浸る。


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    近くにいる友人が車で拾いに来てくれて、一緒に大山へ向かう。
    兵庫の山村に移住してこれからの暮らしを模索している友人。
    その楽しく真剣な実践のあれこれを聞きながら。


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    偉大な大山の広大な裾野に広がる、美しい森を抜けていく。
    この辺りは欅や楢、松、杉の植林などの二次林。
    ブナ原生林はまだまだ先。とても楽しみ。


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    人間の営みもある。広々して寛大な大山の自然の中に。

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    車を降りて歩く。
    標高600メートルくらいの沢に出て頂上を望む。


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    ブナ原生林。
    数としては知らない木のほうがずっと多いが、
    ミズナラ、カエデ、ハンノキ、カツラ、杉など木工素材として馴染み深い木が
    姿も大きくてやっぱり目が行く。一本一本の存在感と全体の調和。
    素晴らし過ぎて胸が一杯になる。
    高度が上がるにつれブナの割合が増える。ナラはいなくなって、カエデが時々。


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    登山道が急峻になり遠景が見え始める。


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    下界という言葉が浮かぶ。ここは天上。


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    下で見上げていた北壁も間近に。


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    3時間半で最初の頂に到着。標高1,709メートル。
    この先の尾根縦走は危険が大きくて禁止されている。


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    ずっといたい気持ちになるけど、ここはイノシシもシカも人間も暮らせない場所。
    鳥たちの声を聴きながら、1時間ほどゆっくり過ごし、下山。
    ありがとうございました。また来させてください。


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    山里の朝。
    人が自然とともに暮らすことを思い出させてくれる場所。
    思い出して、そしてそれを実践することは、都会にいては出来ないし、
    山村に住むだけで出来るというものでも最早ない。どこまでするか、どこまで
    今の生活から、社会から離れるか。離れながらどう繋がって、何を届けられるのか。
    都会の自然志向の欺瞞が見え隠れする自分は中途半端だなと思う。
    普通にしていたら流されて分からなくなってしまう、気がつかないうちに。
    人間もその社会もきっと普通に考えている以上に狂っている。
    何をどうしたらいいのか。今やろうとしていることの中にあるもの。嘘か最善か。
    少なくともそれが見える場所までは戻らなけりゃ本当にもう危ないんだろうと思う。
    でも、(だから?)家具を作ってそれで出来ること、それはまだあるとは思っている。
    もちろんくだらない失敗に流れてしまうことも簡単に起きると。それくらいに
    思ってやらなければいけないと。


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    奈良オーガニックマーケット。
    出店中の友人木工家の展示。美しい木の道具たち。


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    都会の人間の暮らし。

    それに愛おしさを感じているから、自分は家具を作るのだということも。







    花森安治さんの言葉 - 2017.06.17 Sat

    きのう7~8月の展覧会DMの街配布をして最後のGOCYICAFEさんで休憩中、本棚にあった「花森安治のデザイン」をなんとなく手にとって読んでいると、彼がに大橋鎮子と初めてあったときに言った言葉が紹介されていた。女手一つで自分たち姉妹を女学校に行かせてくれた母親に孝行したいから、女性の役に立つ雑誌を出版したい、という彼女に答えて言った言葉だ。大政翼賛会が解散し太平洋戦争が終わった年のこと。

    …花森は、「君は親孝行だねぇ」と感心し、「ぼくには、もうおふくろはいないから、君の親孝行を手伝ってあげよう」と賛同した。そして、「ひとつ約束をしてほしい。もう二度と、こんな恐ろしい戦争をしない世の中にするためのものを僕は作りたい。一人一人が自分の暮らしを大切にしていたら、戦争にならなかったと思う」と語った。…

    安保法制、特定秘密保護法、共謀罪、、、ものづくりをしていても、ずっと心が落ち着かなかったけど、そんなときに自分にとってこれは本当に大きな言葉でした。この頃よく耳にする「政治とは日常の暮らしそのものだ」という言葉が自分にとって意味するところがやっと見えた気がした。
    この後、花森安治と大橋鎮子は1948年9月に「言論の自由を守り、紙面の美しさを保つために」広告をとらない「美しい暮しの手帖」を創刊します。

    …「まじめに自分の暮らしを考えてみるひとなら、誰だって、もう少し愉しく、もう少し美しく暮らしたいと思うに違いありません。より良いもの、より美しいものを求めるための切ないほどの工夫、それを私たちは、正しい意味の、おしゃれだと言いたいのです」…

    あれから69年。さて今、この先の世の中に必要だと自分が思う、より良いもの、より美しいもの、それを探しながら信じながら、ものづくりをしていくのが僕の暮らしであり、政治でもあったのだと思ったのでした。


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