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    2019-06

    ミズナラのベンチ - 2019.03.23 Sat



    三月に入って一度急に暖かくなり、もう一気に春爛漫かな、、、
    くらいに感じたのですが、やっぱり三寒四温、寒の戻りにまた、
    余計に寒がってたりしております。

    一年通して頻発した腰痛に苦しんだり、秋は検診に引っかかって
    精密検査を受けたりもして、健康面での不安が絶えなかった2018年
    でしたが、「年明けからは調子が戻るよ、旧暦のお正月を過ぎれば
    もう、絶好調期に入るから!」と気学で運勢を観る友人の励まし通り、
    うんうん、なんかいい感じに気持ちも上がってきて、ボチボチと
    全開モードになりつつある2019、3月半ば。(良いことは素直に信じて自分を
    その気にさせる…)
    ブログ、久々の更新ですねー。読んでくださってる皆さまほんとすみませんでした。

    さて、今年も秋以降に伐られた地元の広葉樹を回収する作業を
    続けています。
    昨年手に入れたエンジンロープウィンチを駆使しての作業にも
    だいぶんと慣れて、結構な難所からいろんな木を出しています。
    ざっとあげれば、ハンノキ、エノキ、ホウノキ、ヤマザクラ、
    タブノキ、クロガネモチ、、、
    ローカルウッド仲間の手を借りてのフィールドワーク、製材風景、
    皮むき、桟積み、の様子もまた紹介していきますが、今日は
    先日納品をさせていただいたばかりのベンチをご紹介します!って
    ことで、いやいや、なんて長い前置きなんでしょう(笑)


    20190323083858426.jpeg

    後ろ姿が気に入っていますので、こちらを先ずは。

    20190323083859f81.jpeg
    w1150 × sh380 × d700 水楢 拭き漆仕上

    地元材の話題から前置きしての、北海道産ミズナラのベンチ、という、、、
    でもいい木でした。10年以上前に丸太で買って挽いた板材一枚から、
    座面、背もたれ、脚の全パーツを取りました。

    木目が繊細で変化に富む、年輪の細かい寒冷地の環孔材ですが、
    糟目(ヌカメ)と呼ばれる細か過ぎるものになると、強度的に粘りが
    無くて椅子やベンチを作るには不安が出てきます。まぁ作れないわけじゃなくて
    デザインが制約されるということですけど。

    このミズナラはその辺がちょうど良い頃加減でした。
    かつては大量に輸出され、世界的評価があった道産水楢はやはり素晴らしい木だと
    改めて感じたのでした。
    でも次はこのベンチをローカルウッドのコナラやタブノキやヤマザクラで
    やっぱり作ってみたいんですよね。


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    鉄フレームのベンチ - 2013.01.25 Fri

         R0015557_convert_20130125102254.jpg
          1760×670×780 SH400  杉、鉄 ワックス仕上げ

    先日のVOLVOX展に出品した、鉄作家の前田政綱さんとのコラボレーション作品 「杉と鉄のベンチ」
    は僕にとって初めて本腰入れて設計・製作する他のジャンルの作家さんとの合作でした。

    スッキリしたモダンなフォルムとやわらかい木のテイストを対比させる手法は、以前からの僕の十八番
    なので鉄とのコラボはずっとやりたかったことのひとつだったのですが、この度めでたく形容を現して
    とてもうれしい。 もう、ほんとに気に入っちゃってます!

    前田さんは僕より一回り以上もお若い気鋭の作家さん。鉄、アルミ、銅、真鍮なんでもこいで、金属を
    切ったり曲げたり叩いたりしてあらゆるものを創り出す、とても幅ひろい仕事をされています。




                     R0015560_convert_20130125102009.jpg

      R0015558_convert_20130125101659.jpg

                     R0015555_convert_20130125101517.jpg


    座板と背板と肘掛の部分は、地域循環や自然環境の視点で森林の保護、育成に取り組んでいる林業家、
    美杉町の三浦林商さんから分けてもらってきた“取って置きの”杉材。

    国産の植林材を使って家具作りをする試みが、近年いろんなところで動き出しているけど、とてもいいこと
    だと思います。地域の木材産業の保護、活性化については行政も業界も盛んに唱えて久しいけど・・・

    結局は消費者というかこの国の生活者として、自分たちの暮らす地域で産出される木で作られる、家や家具
    やその他いろんな生活の道具を暮らしの中で使っていくことは、まったく自然で道理にかなっていて気持ち
    の良いことだ、と僕たちみんながそう思えるようになれればいいのだろう。


    そのためには、いろんな新鮮な切り口からこの素材の魅力を創出して伝えていくことが必要だし、小回りの
    利く僕たち個人工房の役割って、そんなところなのかなと思いますね。 みんな木が好きだし。お金じゃなく・・・




    さてこのベンチ、すでに購入のご依頼をいただいていて、津市渋見町のお客様宅に先日無事お届けさせて
    いただきました。
    自然素材がとても気持ちいい、ハイクオリティーにデザインされた空間にピッタリ納まってベンチも嬉しそう
    だったな。




    山桜テーブル、檜ベンチ - 2012.05.15 Tue

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          山桜 オイル仕上げ 1000×1600×H690 参考価格 ¥235,000


    この前、天板のはぎ合わせの様子をお見せしたテーブルは完成してこんな姿に。
    現在、津市の海の近くに新築中の住宅の完成を楽しみにじっと待っている・・・


         


            RIMG0054_convert_20120515085520.jpg

          檜 拭き漆仕上げ 1750×680×H700 SH385 参考価格 ¥330,000


    引き出しの付いたヒノキのベンチ。漆をよく吸う針葉樹は塗った直後は黒々と発色するが
    その後だんだん色抜け(透明度が増す)して木目が浮き上がってくる。年月が作る磨耗感
    も味わい深い。




           RIMG0052_convert_20120515085728.jpg


    引き出しというか、下に箱が置いてあるだけです。



           RIMG0049_convert_20120515090021.jpg


    箱なしだと、こんな感じ。


            RIMG0062_convert_20120515091047.jpg


    ついでに製作中の様子も。 先に組み立てて塗装も進んだフレームをもう一度、工作室に戻して
    座板と収納箱の納まりを調整する。 

    これは外丸鉋で座面を仕上げているところ。削り肌がとてもきれいで、塗装感の少ないワックス
    仕上げでいくのもすばらしい檜。

    床は鉋屑でいっぱいになり、清々しい芳香が満ちる。  




         

    杉とタモのベンチ - 2011.10.10 Mon

    RIMG0027_convert_20111010065915.jpg


    新作のベンチは座と背の部分を杉材にした。 杉を使って作りたくてこのデザインになった。
    完成して座ってみると、やわらかく暖かい素材の特質がそのまま体に伝わり、とても気持ちがいい。

    楚々としていながら独自の存在感のある杉だが、家具財としての弱点もあるのと、これまで広葉樹を
    中心にしてきたので始めは難しいと思うことも多かったのだが、何点か作るうちにだんだん分かって
    くるのだ。だんだんと分かってきてその良さを引き立たせるものが作れるようになってくる。

    種類も豊富で個体ごとの違いも大きい木は、ものつくりびとを飽きさせない、という点においても
    優れた素材なんだと思う。

    杉を囲むフレーム部分は粘り強度に優れたタモ材に拭き漆を施し、ワックス仕上げの杉と組み合わせ
    の面白さに。


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    木工職 油田陽一朗
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