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    2017-11

    『三重の木の椅子展』 - 2017.11.11 Sat


    実行委員会の一員として開催段取りに奔走して一年半。
    『三重の木の椅子展』が、開催まであと10日ばかりとなりました!
    出展者の一人として僕も何脚かの出品をしますが、
    会場には60脚超える、椅子やベンチやスツールがずらりと
    並びます。本当に楽しみです。ぜひ皆様も見に来て座ってみてください。
    地元材で作られた椅子たちに!


    2017年11月23日(木・祝) → 26日(日)
    三重県立美術館 「県民ギャラリー」三重県津市大谷町11番地(近鉄・JR津駅より徒歩約10分)

    9:30 〜 17:00 (入館16:30 まで) 最終日は15:00 まで

    最終日の26日 13:00から 林業女子会@みえ と出展者のトークショー
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    生活に必要な家や家具の木材を 里山の森から伐りだし 製材して
    地域の職人が家や家具にする

    そんなふうに近くの木が姿を変えて私たちの生活の中に入ってくることが
    当たり前だったのは そう遠い昔の話ではありません

    しかし いつの間にやら人も物もそしてお金も世界を巡るようになり
    私たちの生活と地域の森林とのつながりは薄れてしまったように思います

    山に入る人もすっかり減ってしまいました

    地域の森に育つ木が 地域の人々の手を経て 私たちの生活に入ってきたならば
    里山の木と私たちの距離は また少し近づくのではないでしょうか


    「三重の木の椅子展」では この地で育った木を使い この地で作られた椅子に
    見て・触れて・座っていただくことで 地元三重の森林を
    五感で感じていただけたらと 思っております

    皆様のご来場を心よりお待ちしています

    「三重の木の椅子展」実行委員会






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    選挙 - 2017.10.16 Mon

    10月も後半に入りましたがずっとお天気優れず今週も雨続きの予報。
    木工にとってこれ本当に具合悪いんですよね、、、
    はぎ合わせや組み立てはまず出来ず、あれこれ段取りが狂ってしまいます。

    ってなわけで(?)選挙戦ニュースや動画をついつい観てしまいます。
    理念もなく政局ばかりの政治が続いて久しい中、
    ギリギリながら旗を上げた立憲民主党の登場は久しぶりにちょっとした爽快感。

    健全な資本主義社会の元で庶民が穏やかに暮らす社会を! と説いている
    枝野さん。うん、好感度高いです。
    保守派 (というか国粋主義者的なイメージだった?) 小林よしのり氏まで応援演説に登壇して、
    ワシは保守だが保守とリベラルは相反するものではない、安倍政権は保守じゃなくて
    単なる対米従属集団だ、などなど面白い演説していたけど。

    確かにこのリベラルの結集と言われる立憲民主党の主張って、戦後の日本社会を築いてきた
    かつての自民党政権下の政治理念に対して保守的なスタンスになっているわけで、
    小泉政権以来の新自由主義や安倍政権の軍事的覇権あこがれ主義こそ、その
    破壊者とも言えるわけで、もう保守とリベラルってレッテルは
    要らないというか邪魔なものだという気がしてきます。

    そしてこの選挙でまたあれこれ考えるにつけ、本当に意識を向けていなくてはいけないのは、
    政治がこれからの社会をどう作り、国民がそこでどう幸せな人生を見出すか、について
    そのクオリティを決めるのは結局僕たち一人ひとりの生き方、暮らし方においての
    ちょっとしたひとつずつの選択なんだということなんじゃないかと、
    やっぱりそう思うわけですね、僕は (もぅ、同じことばっかり言ってますね、いつも。ほぼ思考停止…^^; )。

    そういえば先日は久々に都会に出かけることがあったけど、
    人、人、人、、、人ばっかり見てました。

    週末の大都会の繁華街。
    普段は数人の友人とあとはサルとシカにしか会わない僕の生活空間から見えてないだけで、

    世の中にはこんなに人間が活動してるんだ、、
    ありとあらゆる商品、サービスが溢れている、、
    ここにいる人たちは何を感じてるんだろう、、って。

    そしてこの現代社会の実態に接し(笑)、政治に求められる理念と現実的未来設計能力についてなど
    改めて考えてしまったのでした。

    さてさて、もちろん今度の日曜日の投票には必ず行って僕も清き2票を投じてくるけど、
    結果がどうあれマイペースでコツコツやるだけさってところに、やっぱり戻るだけなんですよね。

    皆さんもそれぞれに日本の、世界の未来についていろいろ感じ、考えていらっしゃると思います。
    が、どうあれ必ず投票には行きましょうね。Let's Vote !!


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    台風の日曜日 - 2017.09.17 Sun


    台風18号が接近中…の割には全く静かな日曜日。
    もう鹿児島県に上陸したらしく、これから日本を縦断する予報だけど
    今はまだ全くの無風、雨なし。

    外は暗い森の湿った気配。窓を閉め切ってシャットアウトしてるとほんとに
    シーンと空気が止まってしまうけど、これが妙に気持ちが落ち着いて
    居心地悪くなくて。こころがペターっとして手だけが動いている、目的に
    向かって淡々と。そんな感じ。

    木工作家にもいろんな人がいて、いつも一定のテンションでコツコツ作るタイプの
    人なんかは、きっととても物作りに向いているのだ、僕などは、あれこれ気が多いし
    気分屋で熱中して勢いで体力の限り突っ走り、、、少なくとも良い職人ではない気がする、、
    まぁでも仕方ないね、きっと生まれつきの資質だから、、きっとそれなりの良さもあるさ、、、
    なーんてことが頭の中にぼんやり浮かんだりもして。

    でもね、やっぱり長いこと物作りをしていると、こんな落ち着いたテンションの日だってあるし、
    コツコツと仕事が進む時だって意外とあるのだ。
    職業ってすごいなと思う。毎日やってるうちに心も体つきも適応させてしまうんだなぁ。

    たぶん自然素材の手仕事ってみんなそうだと思うけど、
    木工の技術は素材である木の性質に対応しながら洗練されてきたということを、
    毎日木を切ったり削ったりしながらつくづく思う。
    例えば、組み立てるときのホゾと穴はキツめに作って叩き込むと繊維が圧縮されて組まれる
    からとてもしっかり接合される、とかね。これはキツ過ぎると割れちゃうので、よく木を見て
    ね、硬い木は組み入れる前にげんのうで叩いて圧縮してからするとか、樹種によって、また
    同じ丸太でも繊維の状況は場所ごとに違うので、本当に一つ一つの工程を木の状況に合わせて
    加減しながらやっていくことが要求されたりとか。

    確かに面倒な素材ではあるけど、そういった木の特性に合わせて完成した技術や、熟練した
    技術者が木を見て一瞬で特性を見抜く勘、あるいは美的センスが、一つひとつの木を見れない
    量産方式では決して作ることができない丈夫で長持ちする、そして美しい作品を作り出す
    ということは、まだまだ現実としてあると感じてる。
    事業化されて量産方式が持ち込まれて作られた木の家具は見たらすぐ分かるし、
    値段の安いものについては、5年後には間違いなく粗大ゴミになりそうな酷いものもよくあります。
    何十年もかかって育った木が、ほんと勿体無いよね。


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    セパレート飾り棚の上置きが倒れないよう、また上下の伸縮の差に対して動くように、送り蟻で
    接合することに。これはその下準備で電球の熱で雇い蟻の取り付けホゾを縮めているところ。
    このあと玄能で叩いてさらに縮めてから打ち込みます。それでちょうど良いキツさになるように
    作ってあるのだけど、こういう技術を普通に使ってるのって今や工房の家具作家たちくらいのもの
    だろうね。こんな木工の文化がこの先も引き継がれるように、そのためにはこの手間に見合った
    魅力のあるいい家具を作らないといけないってことだね。おーっし、がんばろっと。








    9月。まだまだ暑いけどやっぱりもう夏とは違う… - 2017.09.09 Sat

    9月になったとたんに、一気に秋らしくなったように感じませんか?
    そうでない年もあるように思うので、今年はたまたまそうなのかなぁ。

    左手の手術後、まだ握力が元に戻らずもどかしいですが、いずれ回復すると
    検診では言われているので、焦らず淡々と気をつけながら製作を続けています。

    スピードダウンを補うべく工房に泊まり込んでの製作も週に何度か。

    夜なべをちょうど切りのいいところで終わらせずに、翌朝一番の作業を
    前夜の続きから始めたりするほうが、ちょうどいいウォーミングアップになる
    というのは、昔家具製作の会社で修行してた時先輩の職人さんたちから
    学んだちょっとした工夫。
    翌朝や休憩のあとなど、いきなり次の工程から始めるより勘違いや失敗が
    少なく能率的に次に進めるのです。やってみるとなるほどと思うことが、
    手を使うものづくりの仕事にはたくさんあるように思う。そういうのも
    一つひとつ、おもしろいなと感じるこの頃。




    この日の朝は日の出前に起き出して、鉋がけから始めました。
    まず刃を研いでからなんだけど、水に手を触れながら静かに集中していく
    のを感じて身体を動かしていくのは気持ちいいな。


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    支給された杉材でシェルフを製作中なのだけど、割れ、腐食、虫穴がもう
    たくさんあって補修だけで相当な時間がかかっちゃっています。
    これは接着剤と木の粉を練り合わせてパテを作って、穴を埋めているところ。
    補修はどうしたって目立ってしまうので、予め木使いを考えて木造りする工程で
    見えないところ、目立たないところにアラの部分を持っていくことが先ずは
    大事なんだけど、アラ対策じゃなくても木目の流れやバランスもあって、
    木取り工程は本当に時間がかかる。でもそこに時間をかけてあると、
    やっぱり出来上がったものの雰囲気が違う、、と思う。同じデザインのものを作ってもね。



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    これもまた別の仕事で作った杉材のドア。いい色の綺麗な柾目を接ぎ合せた無垢の板の建具。
    フレームで組んだものより木の存在感は、やはり圧倒的にこっちの方があると感じる。
    シンプルだけど気を使う部分が多くて時間がかかるし、材料も選ぶし、組んで作る建具よりも
    費用がかかることは多いんだけどね。


    ここはようやく完成が近づいた、地元材を使った家具や小物などの生活具を扱うお店の
    エントランス。もちろんこの杉材も取っ手の山桜も、三重県産の木。


    まだまだ年末までパンパンの製作予定。作って作って作りまくるよ。おっし。




    平和元年 - 2017.08.05 Sat


    2015年の7月にリリースされた元ちとせさんのアルバム『平和元年』。
    あれからこの時期になると毎年聴きたくなるのです。

    汗ポタポタの真夏の工房で蝉時雨のうねりと一体になるかのような元さんの歌声。

    眩しく輝く日本の夏。70年前に人々の暮らしの上に降り注いだのは、機銃掃射と爆弾だった。
    一瞬で消えてしまった多くの人々の日々の暮らし、青春、夢、恋、家族、幼い命、、、

    繰り返し聴いているうちに、このCDにはそんな沢山の魂が宿っていると感じるようになりました。

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    戦争はもちろん、全ての武力、暴力を捨て去ること。
    その実現に向かって行くことこそ人間の存在の理由なんだと。

    そのことを粘り強く、考え、学び、行動し続けることを、その魂たちは
    誓い直させてくれているように感じます。




    死んだ男の残したものは
    ひとりの妻とひとりの子ども
    他には何も残さなかった
    墓石ひとつ残さなかった

    死んだ女の残したものは
    しおれた花とひとりの子ども
    他には何も残さなかった
    着もの一枚残さなかった

    死んだ子どもの残したものは
    ねじれた脚と乾いた涙
    他には何も残さなかった
    思い出ひとつ残さなかった

    死んだ兵士の残したものは
    壊れた銃とゆがんだ地球
    他には何も残せなかった
    平和ひとつ残せなかった

    死んだ彼らの残したものは
    生きてるわたし生きてるあなた
    他には誰も残っていない
    他には誰も残っていない

    死んだ歴史の残したものは
    輝く今日とまたくる明日
    他には何も残っていない
    他には何も残っていない


    収録曲『死んだ男の残したものは』
    作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹










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    Yoichiro Yuda

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